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死神の鎌

この頁は過去日記CGI及び掲示板CGIにて記載・討論された「死神の鎌」に関してのログを再編纂したものです。資料を探す際の指針なりに有用であり、それぞれの死生観に対する見解などは有意義であると感じ、こうして形にしようと思った次第です。取り扱う内容の性格上、反社会的な行動や思想に関する記述が出てきますから、その点に留意した上でごらんください

また、当時の文章の形態を維持したいため、特に掲示板CGIのログですが、改行要素を多用してありますこと、ご勘弁のほどを。良い方法や時間があれば、直したいと思っています

日記CGIログ

昨今、携わっている作品に死神が出てくるものがあるんですが、ふと思ったのは「死神の鎌ってどうやって切っているんだ?」ということ

皆さんも農作業の手伝いやら町内の雑草刈りなどで鎌を使ったことはあると思いますが、基本的に鎌というのは「あてがって引く」ことによって切るわけですよ。つまり、よくデスメタルバンドのジャケットやら神話やらファンタジーやらで死神がえらい大振りに鎌を構えている図がありますが、あれでは「肉に突き刺す」ことはできても、「切断する」ことはできないわけです。もちろん、適切な角度で、なおかつ高速で振り抜くのであれば話は別でしょうが

ということは、先ず何を改善すれば良いかというと、鎌の刀身の柄に対する取り付け角度ですね。一般のイメージだと90度前後の角度で根元が取り付けられ、さらに鎌自体は湾曲していますから、内側にえぐりこんでいます。

そうなると、首を切ることを想定してみましょう。この鎌でする場合、鎌を持ったまま相手とすれ違い、その際に鎌をひっかけ、手前に引く、という方法になるわけです。

実際にするとなると……うわ、無理くせぇ。グリップが甘いと柄が手からすっぽ抜けそうですし。

んじゃどうするか、と。こうなると、柄の延長線上に刀身がある形、つまりは内側に刃がある薙刀みたいな形にしないと、振りまわしては切れないわけで。しかしそうなると既に鎌じゃないわけで――ってちょっと待てよ。そもそも鎌の定義ってなんだろう?

というわけでちと辞書で引っ張ってみたところ、様々な代名詞や用法が意外とたくさんありました。とりあえず刃物の鎌の定義は以下のようになっています

草や稲・麦などを刈るのに用いる刃物。三日月形で内側に刃があり、一端に木の柄をつけてある。「草刈り―」

ほうほう、なるほど……? ってことはですよ、180度角で柄に取り付けても鎌と言えるということになる!?

さらに調べてみたところ、180度角で取り付けたもの、つまりは片方だけに刃がある槍のようなものを、片鎌槍というそうです。そういえば、以前こういった形のものを何かの資料で見た覚えがありますよ

それにしても、なんで死神の鎌はああいう形になったんだろう

ということで探してみたら、サトゥルヌス[Saturnus](ゴヤの黒い絵で「我が子を食らうサトゥルヌス」というのは有名ですね)というローマ神話の神がいまして、とある説によると、彼は農耕の神であるから、いつの日か訪れる「命の刈り入れ」に備えているとのこと

それで、どうやらこの「サトゥルヌスの鎌」というのがあるらしく、それが死神の鎌の元になったんだそうな

うーん、こういったものは諸説あるでしょうからどれが正しいというのはないのでしょうが、逆に言えば、どれもが正しく、どれもが間違っているとも言えるわけでして。いやはや

掲示板CGIログ

[1335] 死神の鎌 投稿者:mortuary 投稿日:2003/09/12(Fri) 02:06

依然見たタロットカードの死神の図案で、
「畑のようなところにずらりと生えている生首を片っ端から鎌で刈り取っている」
という物もあったような。
手元に無いので確認できないのですが。

私にはそういったイメージがあります


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:海苔@最狂ロリマーダー 投稿日:2003/09/12(Fri) 10:40

>mortuaryさん
>依然見たタロットカードの死神の図案で、「畑のようなところにずらりと生えている生首を片っ端から鎌で刈り取っている」という物もあったような。

 死神のイメージというと、私はChildrenOfBodomのHateCrewDeathrollのジャケットみたいなのを思い出すわけで。突然現れて、気づいたときには目の前の死神は振りかぶっている、という。
 タロットカードの死神は、さかさまに出た場合は全く逆の意味になるので、それほど悪いイメージはないですね。まぁ、昔から「刈り取り」というのは色々な意味があったようで……。


>ぶらざー
>死神の鎌の最初というかあーいう表現を死神にするようになったのはコイツのおかげかぁ、なるほど

 他にもブードゥー教での死に関する描写があれだったとか、ゲーテの作品の中でああいった描写がされていたからだとか、まぁ色々ある。で、物によっては、鎌の刀身両側に刃があるのもあって、これだと、例え直角で取り付けられていても、速度さえあればぶった切れる。
 先端から根元に至る湾曲の角度も関係してくるが……要するに、先ず先端を突き刺して、そのまま振り抜く。すると、先端が食いこむと同時に両側が割けていき、最終的に切断できる、と。
 ただ、最大の問題は重心が柄の先に集中しているということ。しかも、根元から刃先まで重量が分散しているから、よく絵で表される、等身大ぐらいのでかい鎌となると、振り抜くにはそんじょそこらの腕力ではできない。っつーか下手すると持ち上げたときに自分を切ってしまうよ。グリップが甘いと小手が返ってしまったりもするしな。

 ただまぁ、あの重量を支えられる柄で、なおかつあれを振りまわせる腕力があるとすれば、柄をぶつけられただけで即死だわな。だからまぁ、実際小説などで現実っぽく描写するとなると、特殊な材質(例えば地獄にしか無いものとか)を使うことになる。


>農耕の神と死神の2つ面があるらしいけど、農耕で刈り取る鎌持っていて命を刈り取る準備しているいう解釈は一種シャレが利いてる感じもするが

 なんでも、ローマ帝国が崩壊した際に、サトゥルヌスをキリスト教徒が良い様に作り変えた結果とも言われている。要するに、死の象徴にしたかったわけだな。ちなみに、サトゥルヌスは英語読みだとサタンになる

>鹿と関係あるような絵が描かれてるらしい

 これは知らんな。詳細希望。ウロでも構わんよ


[1335へのレス] デスサタン 投稿者:雅 投稿日:2003/09/12(Fri) 10:49

>サトゥルヌスの英語読みはサタン
サタンの元の言語みたいのってちょこちょこ見かけるな。
サトゥルヌスはどうか知らんけど、グリゴリのサタナエルとかシャイターンとか。

神話はそこらじゅうにそんな話がころがってますが。

>等身大ぐらいのでかい鎌となると、振り抜くにはそんじょそこらの腕力ではできない。
確かに。
それこそGGのテスタメントのよう人外ならともかく、人間となればかなりの力と技術が要求されそうだ。
まあ、それなりの力と技術があるなら他にもっと優れた武器をつかってそうですが(笑)

>鹿と関係あるような絵
まー、これはメガテンの資料で知ったんだけどメガテンのサトゥルヌスは鹿の頭蓋骨に乗った絵で表現されている。
で、その元ネタはある本かなんかに鹿を持っただか頭に鹿の頭蓋骨をかぶったような絵で書いてあったからだとか。
ウロなので半分ネタでよろしゅう(保険(爆))


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:海苔@最狂ロリマーダー 投稿日:2003/09/12(Fri) 11:00

 なんか二人とも同じ時間にかちこんでるような予感(笑)
 スレッドの進みが半端じゃない


>サトゥルヌスの英語読みはサタン
>サタンの元の言語みたいのってちょこちょこ見かけるな。
>サトゥルヌスはどうか知らんけど、グリゴリのサタナエルとかシャイターンとか

 まぁ、最初に英語でサタンを定義したのが誰かわからん以上なんともいえんわな。死神の場合、英語だと単純に[Deth]、つまりは死そのものという表現がされる。死すら神の業という考え方は、アジア特有なんだろうかなぁ。


>等身大ぐらいのでかい鎌となると、振り抜くにはそんじょそこらの腕力ではできない。
>それこそGGのテスタメントのよう人外ならともかく、人間となればかなりの力と技術が要求されそうだ。 >まあ、それなりの力と技術があるなら他にもっと優れた武器をつかってそうですが(笑)

 そういや、カプコンVSサミーだそうで
 それはともかく、死神の身体能力ってほとんどイメージでしかないよな。まぁ、身体といえるものが既に概念的なもので、めちゃくちゃなパワー出てもおかしくないんだが。

 でまぁ、個人的に、力と技術があった場合の近接最強はトンファーなわけだが。ナイフの場合、致命傷を与えて尚且つ距離を空けないと相打ちに持っていかれるし。
 集団でやる場合は、槍が陣形のこと考えても一番なんだろうが。

 まぁ、FAは銃が最強(笑)

>鹿と関係あるような絵
>まー、これはメガテンの資料で知ったんだけどメガテンのサトゥルヌスは鹿の頭蓋骨に乗った絵で表現されている。
>で、その元ネタはある本かなんかに鹿を持っただか頭に鹿の頭蓋骨をかぶったような絵で書いてあったからだとか。
>ウロなので半分ネタでよろしゅう(保険(爆))

 それは多分……ブードゥーとか密教関連のだろうなぁ


[1335へのレス] 絵はみつからなかった。 投稿者:雅 投稿日:2003/09/12(Fri) 11:04

けど、まあ鹿の理由がなんとなくわかったぽ。

http://www.din.or.jp/~charade/admins/14.html
まあ、他にもいろいろあるんだけどもクリスマスの起源がサトゥルヌスにちなんだ祭り『サトゥルナリア』あるんだけど、
そのへんくさい。
サンタクロース=サトゥルヌスなんかな?


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:海苔@最狂ロリマーダー 投稿日:2003/09/12(Fri) 11:38

 引用リンクサンクス。

>リンク先

 サトゥルナリアに関しては、私もキリスト教の勉強していると当然のように脇から見て取れるものです。旧暦・新暦に関わらず冬至や夏至というものは存在しますから、これを祝ったり祈願したりするのは当然なわけで。

 で、サンタクロースに関してだが、サトゥルヌスとこじつけるのは上手くないだろう。そもそも、サン・ニコライがオランダで訛ったものがサンタクロースというものだというのが通説。



[1335へのレス] 私自身も 投稿者:雅 投稿日:2003/09/12(Fri) 12:30

サンタクロースとサトゥルヌスでググル思ったよりは出るけど、
歴史としてのサンタ=サトゥルヌス自体は微妙かと。

>サン・ニコライ
ブラザーのほうがしっくりくるような。
というかブラザーのほうそのへんはわかってるわけでが正しかろう。

ただ、まあ調べるキッカケになった絵だけに関していえばサンタクロースが広まってきた頃に描いた絵だとしたら、 そーいう可能性もあるのかな、と。昔でも間違った解釈した話とか絵とかあるようだし。

で、ワシはちょいとお昼寝するので打ち止め(笑)


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:海苔@最狂ロリマーダー 投稿日:2003/09/12(Fri) 12:42

>サン・ニコライ
>ブラザーのほうがしっくりくるような。
>というかブラザーのほうそのへんはわかってるわけでが正しかろう

 まぁ、私自身かなりキリスト教もしくはそれとアンビバレンツになっているもの(アンチキリストだとか密教)に思想やら考え方が傾倒しているから、あまりあてにしない方が良い。
 聖書は言われた節ならビっと5秒で探し当てられるが。


>調べるキッカケになった絵だけに関していえばサンタクロースが広まってきた頃に描いた絵だとしたら、そーいう可能性もあるのかな、と。昔でも間違った解釈した話とか絵とかあるようだし。

 天上画も時代や思想によって違ってくるしな。そこが面白いんだが。ただまぁ、時代時代で古典的作品というのは登場していて、そういったのが現在の作品イメージなどで踏襲されているから、知っていて損はしない。
 まぁ、どうやっても結局執筆に繋げるあたり、私も度し難い


>で、ワシはちょいとお昼寝するので打ち止め(笑)

 ほとんどチャット状態だったしなぁ……お疲れ。昼寝とは優雅だな(笑)


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:美鈴ちん@岳飛 投稿日:2003/09/13(Sat) 01:42

ドイツ語でも死に神は『Toot』。
つまり、死と同義。

これはラテン語でも同じ。
ルーンでも同じ。


でも、死神って確か死を司る神じゃなくて、
生命を司る神様だったと思った。

因みに鎌はグレイヴが普通で、
所謂、草取りの鎌だったりするんですが、
これは生命の罪と厄を払うという意味があるんですよ。

決して生命を刈り取る道具じゃないです。


サタンはセントの対義語だったと思ったけど。
ま、英語でも個人をサタンなんて言い方はしないやね。

鹿は神聖な動物の一つなんですよ。
雄牛や牡羊や牡山羊と同じ、
でも、12聖に数えられないのは、ギリシアには鹿が居なかったから。

普通悪魔に書かれる動物はカクリコーンなんですけどね。
ヴァホメットに至っては、まんま山羊さんだし。
そーいや、この界隈にも山羊さんいたな・・・。


[1335へのレス] Re: 死神の鎌 投稿者:海苔@最狂ロリマーダー 投稿日:2003/09/13(Sat) 02:02

>でも、死神って確か死を司る神じゃなくて、生命を司る神様だったと思った。

 あと、情に厚いとかな。命を司ること自体に恐怖を覚えるか、どうかってことなんだろうな。それ自体に意味は無いが―――っつーかさ。

>これは生命の罪と厄を払うという意味があるんですよ。
>決して生命を刈り取る道具じゃないです。

 命を刈り取るだけだったら、それこそ死神じゃなくても良いわけでな。ただまぁ、解釈には色々あって、罪と厄を払う機会を対象者に与えるというような考え方もできる。
 結局、いきつくところは、時代時代の死生観で、それが象徴されるってわけだよなぁ。


>普通悪魔に書かれる動物はカクリコーンなんですけどね。
>ヴァホメットに至っては、まんま山羊さんだし。
>そーいや、この界隈にも山羊さんいたな・・・。

 黒山羊はさ、密教信仰のシェブニグラスと黒い山羊が深い関係にあるって知ってるから、ああなってる。

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